Appleがここ数年、特にApple Watchのようなデバイスが文字通り命を救っていることから、健康分野に真剣に取り組んできたことは明らかです。Apple CEOのティム・クック氏は、健康分野への取り組みを通して世界を変えたいと公言してきました。本日、Appleのヘルスケア担当副社長であるスンブル・デサイ博士がMobiHealthNewsのインタビューに応じ、Appleの健康分野への進出について詳しく語りました。
Apple Watch Series 4に搭載された新しい心電図機能について尋ねられたデサイ氏は、医師として当然のことながら、これが医療界にどのような影響を与えるかを懸念していると述べています。顧客はこの新機能を大変喜んでいますが、医師たちはApple Watchから出力されるデータをどのように処理すべきか、まだ模索中です。
これまでのところ、フィードバックはかなり良好です。心臓専門医の中には、「はい、すぐに心電図データが郵送で届くようになりました」と言う人もいます。彼らにとって最大の不満は、心電図データを受け取ること自体ではなく、むしろ医療システムがそうしたデータの適切な処理方法をまだ模索している点です。
彼女は、顧客からのフィードバックは「本当に素晴らしい」もので、ユーザーが心房細動（a-fib）かもしれないと気づき、これまで知らなかった問題について治療を受けているという点だと語った。
その後デサイ氏は、AppleがHealth Recordsイニシアチブを通じて医師自身に対して何をしているのか、またApple WatchのECGなどの機能とHealth Recordsがどのように融合しているのかについて質問された。
医師として救急外来で患者さんを診察するのですが、よく「どんな薬を服用していますか？」と尋ねられます。ですから、そういった情報をすべて確認できる場所ができたことは非常に助かります。まだこの取り組みの初期段階ですが、大きな可能性を秘めており、私たちができることに非常に期待しています。そして、医療関係者の方々がこの取り組みに関心を寄せていることに、大変興奮しています。
Apple Watchの心電図機能と新しい転倒検出機能に関して、多くのユーザーは、特に転倒検出機能はより高齢層を対象としていると主張しています。一般的には65歳、70歳、あるいはそれ以上の年齢層ですが、こうした年齢層は通常Apple Watchを購入する層ではないと指摘しています。
当然のことながら、デサイ氏はAppleはあらゆる年齢層向けの製品を開発していると反論する。しかし、彼女はすぐに、転倒は救急外来を受診する最も一般的な理由の一つだと指摘する。
転倒検知機能に関しては、皆さんがすぐに注目したのはそこだったことは承知していますが、統計を見ると、転倒はあらゆる年齢層で救急外来を受診する最も一般的な理由の一つです。ですから、小麦粉や砂糖を取りに踏み台に上がろうとした時に転倒するというのは、年齢に関係なく、誰にでも起こり得ることです。そして、これは私自身も経験したことです。だからこそ、私たちはあらゆる人のために転倒検知機能を構築したのです。
AppleとFDAの関係について尋ねられると、デサイ氏はAppleが特別扱いを受けているわけではないと答えた。実際、Appleは非常に厳しい質問を受けたにもかかわらず、それらに答えることができたと彼女は述べた。
インタビュー全文は大変興味深い内容ですので、ぜひこちらで全文をご覧ください。
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